ビームしておくれ、ふるさとへ
「Beam Us Home」をご覧いただき、ありがとうございます。
こちらは、四部倫人(ヨツベリント)のゲームレビューブログになります。
ご覧のように、新作ゲームをいち早く紹介する記事ではなく、発売からしばらく経ったゲームのレビューが中心です。バイイングガイドとしてというよりも、既にゲームをプレイ済みの方に、プレイ後の後書きのような感覚で楽しんでいただければ幸いです。
ブログタイトルの「Beam Us Home」は、SF作家ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの短編小説「ビームしておくれ、ふるさとへ」の原題タイトルから。
そして「四部倫人(ヨツベリント)」は、1970年にチャンピオンとなり、また同年、レース中に事故死したオーストリア人F1ドライバー、ヨッヘン・リント(Jochen Rindt)にちなんでいます。

私は大学進学を期に、愛媛県の松山市から上京してきました。
当時の私は生粋の映画マニアで、東京に出てきたのも、たくさんの映画を観ることができるというのがその第一の理由でした。親にも、先生にも内緒でしたが。
池袋の映画館でアルバイトに勤しみ、
そして目の前に現れる、史実とはまったく違った戦国時代の勢力図。たとえそれがゲームの中の架空の世界であっても、自分の手で世界を動かしたという体験は、強烈です。あまり外で遊べなかった子供時分の私にとって、8bitパソコンのモニタの向こうに覗くその世界は眩しく、これから訪れる未来に幾何かの期待を抱かせるには十分なものでした。
『This War of Mine』。私の世界を変えた作品。
それでも長らく自分にとってのゲームは、大いに楽しませてくれる娯楽ではありましたが、あくまで趣味の域を出るものではありませんでした。
20代、若かりし四部倫人の探求心が向けられていたのはもっぱら映画で、ミニシアターや名画座を巡って一端のシネアストを気取っていた当時の私は、いつか自分は映画関連の仕事に携わるものだと信じて疑いませんでした。
そんな折、ゲームへの認識を劇的に変え、かつての映画と同等かそれ以上の衝撃を与えてくれたのが、戦場となった街を描いた11 bit studiosの作品、『This War of Mine』でした。
某ゲームメディアのYoutubeチャンネルが、しきりと言及されていた同作品していたことで、
プレイしたことで、私の世界は完全に変わりました。それは映画らしい喜びを教えてくれたヴィム・ヴェンダースの『ベルリン・天使の詩』や、洋画至上だった自分の日本映画の
